おしゃ糞

法事で叔母が来た。

 

人の子育てに口出ししてくるだけではなく、母の子育てや母の悩んでいた性質まで言及してくるので、怒りで震えてしまった。

悪いと思ってないらしく、あんたは付き合いにくいと言われた。

 

イライライライラして、泣いた。

PMSもある…(帰ったらピル飲もう)

叔母自身に子供はいないから、そんなこと言えるんだと思った。

 

 

でも

ふと悪口を思いついた。

 

私は本来、悪口も陰口も言いたくない人間だ。

まっとうでいたい。

イライラだって、出来るだけしたくないし。

穏便に、温厚でいたい。

でも相手にも同じものを求めるのは違うと思った。

相手には相手の考えがある。

陰口をたたく自由もあるんだよね。

 

 

そこでよ。

陰口が大好きな叔母の通り名を考えた。

叔母はめちゃくちゃにおしゃべりで、親戚のあらぬことを触れてまわる。

 

 

おしゃべりクソ野郎

 

 

と、心中で思ったら、スッと楽になった。

 

 

おしゃべりクソ野郎

 

 

かの高名な有吉和尚が品川のあだ名にとお考えになった名前。

 

 

めちゃんこピッタリやないかい!

 

 

以来、叔母にイラッとしたら、心のなかで「おしゃクソ野郎」と言っている。

有吉、ありがとう。